フルートを思い通りに吹くコツは?

前回、「思い通りに吹けるようになったのはここ5年くらい」と書きましたが、その様に吹くコツは『お腹周りの使い方』です!


フルートを吹く際に呼吸や姿勢、アンブシュア(口周りの形)や運指など色々気を付けることがありますが、「思い通りに吹ける状態」にするには、私は身体、特にお腹周りの使い方に気を付けて吹いています。


振り返ると、学校の吹奏楽でフルートを始めた私は、身体の使い方の基礎というものをあまり学んでおらず、音大受験の際も課題曲の対策が主だったり、大学でも「知っていて当然」だったりと、1から基礎をしっかり学ぶ機会は少なく、持続音や小さな音を吹く際に安定した音が出しづらかったり、高音や低音も無理に出している感覚がありました。特に、緊張している時は細かなコントロールがしづらいという吹きにくさを感じていましたが、それが当たり前だと思っていてあまり気にしていませんでした。


その後、海外のアカデミーや留学先で基礎をしっかりと見直す時間があり、お腹周りを上手く使い、安定した音を出せるようになることがまず重要だと感じました。これができるようになると、運指やアンブシュアの技術も上がってくると思います。私のレッスンでちょくちょくこの話題が出るのはこのためです。つまらないかもしれませんが、とても重要なんです・・・!


もちろん、体調等によりコンディションが変化する時もありますが、そんな時でも普段から意識して練習することで良いコンディション、即ち「思い通りに吹ける状態」に修正できるようになってきました。コンサートで私が吹く様子をご覧になった方からも「楽に吹いているように見える」と言って頂き、そのように吹くことを心がけている私にとっては嬉しい限りです。


具体的な使い方はまた次回書こうと思います!