『お腹周りの使い方』膨らんだお腹をキープ!
こんにちは。
さて今日は、フルートを思い通りに吹くコツ、『お腹周りの使い方』のお話しです。(2020/5/4更新)
具体的に言うと、息を吐く際、お腹がすぐに凹んでしまわないように力を入れます。
この時の力は、いわゆる腹筋運動のような凹ませる力ではなく、吸って膨らんだお腹をキープする力です。
通常の呼吸では、息を吐く際はお腹は凹むように動きますよね。
もちろん、フルートを吹く時も同様に凹みますが、できるだけそのスピードを遅らせるため、お腹を外側に膨らませる力が必要なのです。
この力入れている時の身体の状態としては、お腹に内圧がかかっています。
内圧をかける確認方法は、鼻と口を塞いで息が外に出ない状態にしてから、息を吐こうとします。
すると空気の行き場がないので、お腹の内側に圧力がかかるのが感じられるはずです。
ただし、これは息を止めながらいきむ動作ですので、あまり強くやり過ぎず、息を止める時間は1~2秒くらいにし、また、高血圧や心臓血管系にリスクを持っている人はやらないようにしてください。
次はフルートを吹く際に、内圧をかけられるようにする練習方法です。
息を吐く間、お腹を凹まないように力を入れて!
最初は5秒くらいキープ出来るようにがんばって!
途中、吐いている間に、おへそ周辺やその下の辺りを押し、脱力してみた時にお腹が凹むように動けば、膨らんだ状態をキープ出来ているということになります。
フルートを吹きながらだと意識しにくい場合は、呼吸だけ練習してみましょう。
「忙しくてフルートを吹けない!」なんて時も、これならできますね!
慣れないうちは苦しいと思うので、無理せずほどほどに練習することが大切ですが、膨らんだお腹をキープ出来るようになると、息が速く切れにくくなり、長いフレーズも吹きやすくなったり、小さい音も安定して吹けるようになったり、表現の幅も広がるので、がんばりましょう!!
今回は先に息を吐く際についてのお話でしたが、次回は呼吸全般について触れようと思います。
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